3:39 2012/03/23 作成
23:49 2015/11/24 更新 PPU付近のコンデンサ写真に追記(海外向け)と周辺を加筆修正
HVC-CPU-GPM-02で縦縞が消えないという結果があったので
ちょっと調べて見たみたした
ショートカットだけでは消えない物もあるようです
手元にあるHVC-CPU-GPM-02F、02G、02H、02I、02Jで確認して見たところ
02Hだけ改善が見られませんでした。パスコン追加で消えました…一番下の方参照
RF出力で縞が改善してる場合は消えたはずの縦縞が
ここに書いてあることを参考にした結果、ファミコンが壊れても家が燃えても
その責任は負いかねます。各自の判断で行ってください
縞消しの要点
超重要
PPU21Pinを短くカットする
カットした残骸は撤去すること
または下の写真の赤線部分でパターンカット
どうしても21pinまたはパターンをカットしたくない場合は
PPU21Pinの半田をきっちり吸い取ってパターンとピンが導通していないことを確認する
ピンがランドに接触していては意味がありません
超重要
トランジスタのベースも基板へ接続してはいけない!
理由は21Pinと同じ
21Pin→B間のプリント配線が隣にある信号線から出るノイズを拾うアンテナになってる
またはプリント配線間でコンデンサのような振る舞いをしているため
と思っていたんでベースの根元でパーターンカットしてみたもののいまいち改善せず
どうやらスルーホールそのものが影響を受けてるようです。
パターンカットは利きませんので抜いてください
上ほど重要ではありませんが
トランジスタのベース→21Pin間は最短距離で
離れているとその分ノイズを拾いやすくなります
エミッタ、コレクタは長くなっても問題ないです
元々付いてるトランジスタを流用した場合
トランジスタの真下をノイズ元が通ってるので銅箔辺りで遮っておきたい所
元々付いてるトランジスタを流用するより
2SA1015あたりのちょっとしょぼいトランジスタの方が縞が消えやすいような気がします
HVC-CPU-07とほぼ同じところ(C44の足)でノイズ測定してみた結果(縞が消える機体)
VCCI規格に準拠する為にがんばった証でしょうか、半分くらいに減ってます
縞が消えない機体でノイズ測定してみた結果 HVC-CPU-GPM-02H
どうしてこうなった
ショートカットだけで縞が消えなかった機体のテスト中の画↓
見ての通り簡易的なので完全には消えませんが
パスコン、対策有り無しでは大幅に結果が変わっています
写真ではOSコンですが
同じ場所に1.5μFの積層セラミックコンデンサ1個でも
ほぼ同じ効果がありますた。0.1μFではだめでした
容量の少ないものしかなかった場合はその分大量に付けてください
大容量のものを付ければ綺麗になりますが、積層セラミックの場合
耐電圧が低いもの(6.3Vとか)は物によっては実効容量が10分の1くらいになってしまうようなので
25V位の物にしておいた方がいいです。それでも半分くらいになったりするようですが・・・
あと容量変化の関係で電源オン時に高電圧が発生して死ぬ場合もあるようです。
パスコンに電解コンデンサを使った場合効果が出ない可能性が高いので
積層セラミックかOSコンを使ってください
OSコンはスペース的に厳しいのでほぼ積セラ1択(圧倒的に安いし
で、結果は
基板上のパスコンをこいつに変えるか裏にパッチ当てすれば一件落着かな↓
パスコンの場所
とりあえず103標記の10個だけ変えておけばよさそうな。訂正
C36はCPUの36Pinにつながっているので、これを交換するとP1コントローラーが作動しなくなります。
FAMICOM WORLDご迷惑をおかけしました。
他は大丈夫なはず…