薄型PS2(SCPH-70000)にMicroSD(IDE変換)をいい感じに内蔵する

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5:33 2025/03/20 作成
22:58 2025/03/27 更新 

大分前の事なのでざっくりとした感じになります…


ここに書いてあることを参考にした結果
PS2が壊れても、SDカードが壊れても、
まともに使えるものが出来なくても、家が燃えても
その責任は負いかねます。各自の判断で行ってください


やる内容的に薄型PS2(SCPH-70000)にSATA端子を付けると同じように地獄の配線となります。
これの当時は肉眼でいけましたが、最近では顕微鏡とか無いと厳しい…

下側のシールドを付けられるようにするため、変換基板を少々改造しています。

変換基板はコレです。

SDカードから2.5インチIDEアダプタ、SDHC SDXC MMCメモリカードコンバータからラップトップHDD 44ピンオスPATAポート


まずは作動確認をします。これを怠ると付けた後発覚した場合泣きを見ることに…
正確を期すため厚型PS2で行います。PCで動いたからと言ってPS2で使えるとは限らない場合があるので。


で、作動確認後にIDEピン、SDスロット、SDスロット付近の抵抗、コンデンサ(↓写真参照)を取っ払います。
抵抗は4.7kΩ。コンデンサは分からん。1か0.1uFだと思う。コンデンサは後で再利用します。


こんな感じに銅箔を半田付けして部品面で半田付けできるように伸ばします。
当然ですが、下にはショートしないようにカプトンテープを張っておきます。


使った銅箔はコレです。薄いのでカッターで切れます。

uxcell 銅板ロール 金属箔板 DIYプロジェクト 優れた銅素材製 1000 mm x 100 mm x 0.02 mm


その後はここ以外の部分にもカプトンテープを張り絶縁します。



表面は色々つけた後の写真しかありませんでしたが、こんな感じです。

ついでなのでピンアサインも載せておきます。


ちなみに反対側の端面は、シールドの足が来るので逃げる程度にえぐっています。
配置は変換基板の上の銅が見えた状態の所にシールドの足が来るのそこも避けるようにしています。
IDEのピンの辺りにも足が来ますがこちらはシールドの足を伸ばすか切るかします。

ついでに電源の取り場所を。白が5Vで黒がGNDです。GNDがずいぶん遠くから引いてますが、
電力食う複合IC付近から取るよりIDEのIFicの付近から取った方が良いかなぁと漠然と思っただけなので、
効果があるかどうかは不明です。あんまり細い線だと逆効果かも?線はETFE0.5mm(ラッピングワイヤ)。


後は地獄の配線ですね…
Pinoutはredditに丁度良いのが有ります。

配線はこれ。もう一生ものな量ですが、謎のメーカー物で作動不良とか起こすよりは良いかと。


協和ハーモネット エナメル線(2種ポリウレタン銅線) 2UEW 0.2mm 500g


とても
つらい


UEWは被覆が結構弱いので、チップ抵抗やコンデンサの足に引っかかってるとショートする場合は有るので、
通る部分はカプトンテープで幼女しています。
とりあえず付けたらできる範囲で導通してるか確認しましょう。下手するともげますが…
表面へ行く配線は配線はちょうどいい穴が有ったのでそこを通しました。かなりギリギリなので、ちょっと広げたかも。(記憶喪失)


そしてこちらが表面
ICの上を通していますがここは配線が重ならないようにした方が良いかも。圧迫時のショート防止として。


後はマイクロSDをどうやってつけるか。
物はaitendoのやつです。
これ普通に付けると、信号の方が届かなくなるかもしれないので注意。裏のズレ止めプラスチックを削ってもう少し下になるようにした方が良いかも。


付けたら頭を削ります。ちょうど短い部分に合わせる感じで。
こうしないと組み立て後にマイクロSDカードが引っ込みすぎて出し入れが難しくなります。
これくらいで最初の画像位の感じ(面一)にできます。


こんな風に基板ドンで付けるとちょうどガワの通風孔に通るようになります。
基板と基板の隙間が2ミリなので、その辺に転がってた2ΦのIV線を利用して固定します。
半田が付いて2mm厚の物なら、他の物でも代用は出来ると思います。


その前に前後左右の位置も決めなければいけません。
シールド版の方に両面テープ等で仮に固定しつつ付けたり外したりして位置を出します。
両面テープは有る程度剥がしやすい程度の強さにしておきます。最終的に基板に固定するのでがっちりついてしまうと面倒なことに…
すっかり忘れてましたが変換基板から外したチップコンデンサを付けてきます。
IV線も先に付けておきます。
マイクロSD基板が付く部分のシールドの足を伸ばしておきます。
位置決め出来たら、メイン基板と合体させて外周の銅が露出してるところに半田付け。


こんな感じで取り付けできました。USBコネクタは半田付けの邪魔なので外したようです。(記憶なし)


シールドの足を伸ばした部分の図。
ロットによって変化してるかもしれないので参考程度に。
各自己の目で確認するように。(表側も)


これでとりあえず使えるものが出来たと思います。
作動チェックはPS2 HDD Checker by SP193が良いかと。
変換基板が正しく付いていればこんな感じに型番が表示されているはずです。
これはたぶんSDカードを挿していない状態なので32MBとなっていますが。
この辺のチェックは変換基板付けた後、SD基板配線した後と複数回やっておいた方が良いですよ。
SD基板付けちゃうと外すの面倒なので…


とりあえずこんなもんでしょうか。
そういえば電源スイッチに繋がるフレキケーブルはたぶんボロボロになってると思うので交換した方が良いです。
これのせいでシスコンICが死んでリワークする羽目になりました…
アリエクで探せばかなり安い値段で出てくると思います。ピックアップのフレキも。尼だと大分ぼっ…

アクセスランプ辺りは画像がこれしかなくて良くわからんので、要望が有れんば載せようかと…
何かあれば、X(旧Twitter)



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